マンガ大賞2023の一次選考が行われ、ついにノミネートされた11作品が発表されました。
自分では気がつかなかった良質な漫画と出会えるマンガ大賞は毎年ワクワクしながら見守ってきました。
過去には『ちはやふる』や『3月のライオン』などアニメ化、または映画化されるような人気作品ばかりで注目が集まっています。
2022年に受賞した『ダーウィン事変』も面白かったですね。近日中にはアニメになるのではないかと期待しています。
さて、今年のマンガ大賞2023はどの作品が選ばれるのでしょうか?
誠に勝手ながら僕なりの予想をしてみたので、皆さんも是非一緒に予想しながら読んでみてください。
マンガ大賞2023ノミネートされた11作品はどんな漫画?
あかね噺
噺(はなし)とは、「落語を演ずる」という意味。
落語家だった父に憧れ、父を破門にした一門の師を見返すため、高校生の娘、あかねが落語家を目指す話です。
タコピーの原罪
ポップなタッチの宇宙人タコピーと、家庭や学校に不和を抱える地球の子どもたちの物語。
タコピーが人間の子どもの感情を理解できないせいで、事態をややこしくしてしまうところが恐ろしいです。
タコピーがキュートなタッチで描かれているので油断していると、超ダークの内容に突き落とされます。
原罪というとアダムとイブが禁断の木の実を食べてしまったという人類最初の罪ですが、タコピーの原罪とは何か?と考えさせられる作品。
女の園の星
どの話も実際に日常でおこる学校あるあるを題材としたコメディー漫画
劇光仮面
「特撮」をテーマに山口貴由先生が気迫の画力にせまった作品。今後どんなストーリー展開を見せるのかによって評価が分かれそうな感じがします。
これ描いて〇ね
過激なタイトルで思わず伏せてしまった。読み終わった後にタイトルの意味がわかるはず。
少女たちのまんが道を描いた漫画家成長物語です。
離島に住む漫画好きの女の子が推し作家に会いに東京に行く話なんだけど作者の漫画愛が感じられる作品となっています。
さよなら絵梨
チェンソーマンでおなじみの藤本タツキ先生の作品。
主人公の伊藤優太が余命わずかの母親の様子をスマホで撮影し、それを学校で上映したら酷評され
落ち込んでいたときに一人の少女(絵梨)に出会い、映画を撮影することになるという内容。
独特な漫画の表現に賛否両論となった話題作。
スーパーの裏でヤニ吸うふたり
タイトルどおり中年男性とスーパーの女子店員さんがスーパーの裏で一服する
というニッチなストーリーなんだけど、色々訳アリで・・・
正反対な君と僕
真面目くんとギャルちゃんの正反対な性格の高校生同士のラブコメです。
天幕のジャードゥーガル
モンゴル帝国で知識を頼りに生きた奴隷少女のお話。
ユニークで魅力的な画と、ぐいぐい読ませるストーリー。歴史を学べて物語にも引き込まれる作品。
日本三國
文明が崩壊した近未来の日本で、中国の三国時代のように日本が三つに分割されてそれぞれに国ができて天下分け目のバトルをするという内容。
キャラが濃いし描き込み密度も高いが読みやすい。
光が〇んだ夏
過激なタイトルで思わず伏せてしまった。
身の回りに起きるさまざまな怪事件を体験する姿を描いた青春ホラー
不気味さを上手く演出されていてとても引き込まれる作品です。
この作品は、ほのかにBLの香りがします。
マンガ大賞2023の大賞作品を予想してみた!
僕の個人的な予想となりますが、あかね噺かタコピーの原罪、どちらかになるのではないかと思います。でもどちらかと言えば「あかね噺」かな。
「タコピーの原罪」はちょっと内容がダークな部分があるので2位候補かと思います。他の候補作品も十分面白いのですが、総合力でこの2作品が抜けているのではないでしょうか。
「あかね噺」が大賞をとると予想した理由としては、最初は「落語がテーマかぁ?」と一瞬思ったけど、読み始めると、あかねの熱意と勢いに読んでてこちらも引き込まれるストーリーと画力がすごい!
これからどんな成長を見せるのか楽しみになるので続きがすごく気になります。
ジャンプで落語テーマ・マンガ出るとは!という驚きもありますね。
真打?前座?弟子入り?などの落語で使用する独特な用語とか出てきますが、落語をよく知らなくても楽しめる作品だと思います。
過去にマンガ大賞をとった作品を見ても日本古来の伝統文化をテーマにした作品が結構大賞をとっています。『ちはやふる』=百人一首、『3月のライオン』=将棋、『ゴールデンカムイ』=アイヌ。なので落語をテーマにした「あかね噺」も可能性があります。
女性落語家が主人公となっていますが、リアルな若い女性落語家だと、桂二葉がいます。
甲高い声とオカッパがトレードマークの人気・実力を兼ね備えた女性落語家です。
「あかね噺」がマンガ大賞をとれば落語界も盛り上がるので期待したいですね。
マンガ大賞2023の結果発表はいつ?
マンガ大賞って誰がどのように決めてるのかな?と疑問に思ったので調べてみました。
マンガ大賞の選考基準は?
マンガ大賞の選考対象は、2022年の1月1日から12月31日に出版された単行本の内、最大巻数が8巻までの作品で電子書籍も含みます。近年だと電子書籍の売上のほうが伸びているので軽視できない存在となっています。
誰がマンガ大賞を決めるの?
書店員を筆頭に漫画が大好きな様々な職業の方たちが選考員となっています。当然、直接利害関係がある関係者は除外されます。
まず自腹で漫画を購入して「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を各選考員たちが選出して集めた中から、さらに厳選して今回ノミネートされたのが11作品です。選考員はすべて読んだ上で、各自が3作品を選出してトップ3を決定します。
どこで発表されるの?
授与式があるので、そこでの発表となります。ちなみに、去年の2022年3月28日に授与式があったのですが、東京・ニッポン放送イマジンスタジオで行われました。今年も同じ場所での発表となるかと思います。
マンガ大賞2023の結果発表日は?
2023年3月中~下旬に発表予定となります。
まとめ
マンガ大賞2023はどの作品になるのか予想してみましたが、いかがでしたか?
皆さん色々な意見があると思います。
もし、気になる漫画があればコメントください!
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