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Ingressを知らない人への簡単な説明

【見ても盗めない技術】Ingress飴の制作現場見学が公開されました 前編

   

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まいあめ工房中村さんより提供, 撮影@gakuさん

本日10:00頃より、Ingressキャンディでお馴染みのまいあめ工房さんが、Ingressキャンディ見学会を開かれました。参加人数は7名と限りがありましたが、企画者の一人である伊藤 学(@gaku)さんがツイキャスで現場の様子を生配信してくださいました。この記事ではツイキャスの様子と提供いただいた写真を交え、見ていて面白かったポイントをピックアップしました。

なにそれ?と言う方はこれまでの流れをどうぞ。

後編はこちら


※見やすくするために発言者の敬称は略させていただいております。ご了承ください。

※完全な書き起こしではありません。私の独断で要約してあります。

まいあめ工房の技術は見ても盗めません

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参加者にまいあめ工房の説明する中村さん。ここで1日3万個の飴が作られるそうです。

中村「何が難しいかっていうと、デザイン的には幾何学模様が非常に難しい。直線ができない。だから今回の六角形というのは非常に難しくて、この六角形をデザインするのは、Ingressのロゴと、能の観世宗家さん(今までこの二つのみ)」

参加者「写真は撮りまくっていいんですか?」 
中村「写真はOKです。ここ、企業秘密ではないんです。盗めない。ぱっと見で盗めるものであったら盗んでくださいと。もし盗みたいと思うんだったらここに3年ぐらいいたらなんとか盗めるかもしれません(笑)」
 

市販の飴との違い

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技術的な説明をしてくださる藤山さん

藤山「機械の飴(コンビニなどで売っている量産型)はですね、主原料は砂糖・水飴・香料・着色料という形で、それを釜で煮詰めていって煮上がった透明の生地の飴に酸味料や香料、着色料を入れたものを型で抜いたりしていくんですけども、私どもの特徴としては、イメージ的には巻き寿司のような作り方をしていきます。お客様からいただいたデザインを職人が作れるギリギリの線でリメイクをします(全てできるわけではない)」

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説明をする中村さんと藤山さん

藤山「今回Ingressさんのキャンディを作るわけですけども、先ほど中村が言いましたように、多角形を作ることは非常に難しいです。多角形の中にまた多角形を入れていきます。それとこの白い部分は飴に空気を何回も練り込んで、中に空気のつぶが入りますので、それが光を乱反射して白く見えます。ブルーの方は生地飴に青い色素を入れて練って濁りを出して不透明な青を作り出します。ここで一番むずかしいのは中間色。ピンク、肌色などは、やってみないと出た色がお客さんのイメージに合うかどうかがわからない。これは職人のセンスや一発勝負でやっています。」

人間の錯覚

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サイダーの香料ビンの蓋を開け、匂い嗅がせる中村さん

中村「ちょっとそれ(配ったクエン酸)、舐めてみてください。」
参加者「すっぱ!」
中村「味はクエン酸しか入っていないんですけど、それを舐めた状態でこの匂いを嗅ぐと…?」

藤山「これは香料です。飴自体が甘いところにこの酸っぱいもの(クエン酸)が少し入って、なおかつこの匂いがすると、人間はいままでの経験値で、甘くてちょっとスーっとしてこの匂いがすると”あ、これはサイダーの味だな”って結論づけてしまうんですね」

中村「あとポイントは色ですね」
参加者「(Ingress飴は)なんかサイダーっぽい」
中村「そう。これが例えば赤い色だとすると、サイダーの香料と酸味料で、なんの味だかわからなくなります。見た目の印象っていうのは非常に大事です」

なぜ世界屈指の技術と言われるのか

中村「お菓子作りの基本ってなんですか?」
参加者「計量」
中村「そうですね、計量なんです。で、この仕事がなぜ難しいかというと、計量ができないから。だから職人たちはこのデザインを見て、透明な飴がどれだけ必要、白い飴がどれだけ必要、青い飴がどれだけ必要っていうのを勘で判断して作らないとだめなので、この絵を見ただけで全て判断してやっていく。なおかつ、飴が炊きあがってからどんな複雑なデザインでもだいたい40分以内に作らないと(固まってしまうので)失敗。

この白い飴は空気が入っているので、空気が入っていない飴に比べて膨らんでいるんです。で、飴は重いので自重でだんだん潰れていきます。白い飴は縮む、青い飴は縮まないんです。それをミックスして最終的にデザインを表現できるように作っていかなければならない。それを初めて見るデザインで40分以内にやるのが世界屈指の技術と言われるところです」

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飴を釜で炊いているところ。150℃ぐらいになるそうです

藤山「120℃ぐらいであけてしまうと、ネチャネチャしたキャラメルみたいになり、逆に温度を上げ過ぎたら匂いが焦げ臭くなります」

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香料が並んでいる様子 (中村さんより提供, 撮影@gakuさん)

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飴を練る機械 (中村さんより提供, 撮影@gakuさん)

藤山「(飴を白くするときに)手で昔は”引いてた”んですけど、今ではああいう機械で練って空気を含ませます。色をつけるときは作業台で色をつけます。」

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かつて飴をひっかけていた柱

中村「昔は(機械がないので)これに飴をひっかけて、”引く”ので、”引き飴”っていいます。今は分量が多いので機械をつかってやるようになりました」

中村「ここにいろんな道具ありますけど、売ってないんで、自分で作っています」
藤山「もともと鍛冶屋さんでしたから、機材も自分で作って、溶接とかも一式持っているので作ったり。この作業台とかもみんな手作りです」

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職人さん(左)と藤山さん(右)の前に飴ランプ (中村さんより提供, 撮影@gakuさん)

中村「これ蛍光灯みたいに見えるんですけど、飴ランプっていって、火が(通ってます)。水蒸気が多少出るので飴が乾かないです」

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木と鉄の作業台

中村「作業台なんですけど、こっちは木、こっちは鉄なんです。なぜかというと、飴を成形するときは温度を維持しなければならない(だから木の作業台でやる)。ところが成形したものは固めないと飴の自重で崩れちゃうので、向こう側(鉄の作業台)は飴を冷やす。今日は寒い日なのでいいんですけど、夏場は向こう側冷房ガンガンでこっち側は鍋の熱気でムンムンみたいな(笑)」

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設計図に書き込んであるパーツ分けを解説する藤山さん

藤山「この設計図、鉛筆でパーツごとに分けてあるのわかりますか?パーツの数を数えていただくと、これだけの飴を作るだけでも非常に沢山のパーツ作らなければならないというのがお分かりいただけると思います」

中村「漢字の「十」という文字、画数でいうと2画なんですけど、飴でつくろうと思うと何パーツ分いると思います?まず物体だからクロスできないので「十」だけで3つ。それを支えるのに4つで(合計)7つ。外周回そうとしたらもう1つ。漢字の「十」だけで8つのパーツ。例えば世界遺産とかになると100パーツ以上」

(´-`).。oO(お、ちょうど飴が炊きあがったようです。生地が記事が長くなりすぎたので、前編はこのへんで(何のブログだろうこれ)。明日は後編、いよいよ炊きあがった飴でIngressキャンディを作っていく工程です。明日まで待ちきれねぇよ!という方は、配信者の伊藤さんのレポートをご覧ください)

(´-`2).。oO(今後、ingresscandy.comから、申し込みが出来るようになるそうです。アーカイブの観覧とかも…?) 

 - Ingress飴(イングレスあめ)

コメント

  1. 名前:名無しさんさん : 投稿日:2015/01/31(土) 15:16:28 ID:Q3ODM2OTE

    設計図に書き込んであるパーツ分けを開設する藤山さん

  2. 名前:なかのひとさん : 投稿日:2015/01/31(土) 15:46:37 ID:MzNzc5Njg

    >1さん
    ありがとうございます!

  3. 名前:名無しさんさん : 投稿日:2015/01/31(土) 16:41:38 ID:MzMDgxMzg

    いちオンラインゲームから伝統菓子の話題が出るとはw

  4. 名前:Gakuさん : 投稿日:2015/01/31(土) 17:41:51 ID:U2OTIxNjg

    参加者、というか仕掛け人のガクですw
    写真つかいますか?

  5. 名前:なかのひとさん : 投稿日:2015/01/31(土) 19:01:58 ID:MzNzc5Njg

    >4 Gakuさん
    配信&お気遣いありがとうございます!おかげで楽しい土曜の朝になりました。
    (たった今中村さんより写真いただきました)

Ingress 手袋

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